試合の楽しさは子ども達自身が見つけてくれます。

コラム

こころもからだもぐんぐん伸びる
浜松市のフットサルクラブ
Sfida めいコーチです。

幼児クラスにとっては、今年度初の
大きな大会に参加してきました。

炎天下の中での試合。
各ご家庭には熱中症対策を1週間前から
お願いしてきました。

1.規則正しい生活(早寝早起き朝ごはん)
2.外遊びをして、暑さに慣れさせておく。
など。

また、スポーツドリンクの摂取の仕方や
当日の暑さ対策などやれることは
全部やって臨みました。

さて、試合前に子ども達にしつもん。
今日は試合なんだけどさ〜。
試合って知ってる?
どうなったら嬉しい?

子:本物の試合でしょー。
勝ったら嬉しい。

なるほど。
勝ったほうが楽しいんだね。

じゃ、どうする?

子:いっぱい走る
たくさんキックする〜
ドリブルする

とまあまともな回答が出揃いました。

いざ、試合が始まると、
なんとなく遠慮気味の子ども達。

やってないわけではないけど、
何か勢いがない感じ。

だいぶゴールも入れられました…

ハーフタイムにしつもん。

いま、楽しい人!

子:は〜い!!

ほぼ全員が手を挙げた!?

そっか、たのしいならいっか〜
と言うと、

子:いや、もっと勝ちたい。
という子がでてきた。

じゃ、どうする?

子:もっとボールを追いかける

子:相手がボール持ったら
みんなで囲めばいいんじゃない?

いいアイディアだね。
どうやって囲む?
ひとりで行けばいいのかな?

子:ううん、みんな。

ほー、みんなで行くにはどうしたら
いい?

子:声を掛ける!
呼ぶ!
行くよ!って言う

スゴイスゴイ、この子達は天才か!!
はたまた日頃のしつもん効果か!?

猛暑の中、子ども達はフィールドに
笑顔で飛び出していきました。

2試合目、3試合目と多くの失点を
したけれど、子ども達は、自分達の
目標に向かって精一杯走り続けていました。

強豪チームの中には、
ポジションが決められていて、
自由に動き回れず、
ひたすら指示に従って
勝利していたチームもありました。

うちは、子ども達が、
勝つためにどうしたら良いかを考え、
自ら実行する。
みんながもっとやりたい!
と言って飛び出していく。

壁にぶつかったら、
次はどうしようか?と
チームメイトと考えてみる。

考えは幼くても、大人が望む答えでなくても、幼児でも十分考えることはできます。

1勝が遠かったけれど、
キーパーをやれて楽しかったという子ども。

その子の笑顔を見たとき、
大人が考える楽しいと
子ども(幼児)の考える楽しいは、
違うんだなと実感しました。

大会終了後の子ども達の表情は、
満足感と達成感で満ち溢れていました。

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