自己決断力

しなやかな心をたのしく育む 浜松市のフットサル教室 Sfida めいコーチです。

25日(金)にBARBAさんとU9キッズが
交流会をしました。
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久しぶりの保護者の前での試合。
お母さん、お父さん達も、期待が膨らんでいたのでは。

うちの子、集中してるかしら、迷惑かけてないかしら、
思い切りやれてるかな・・・

床が滑るのを気にする子、
相手の勢いに圧される子、
いつもと違う雰囲気に切り替えができない子、
様子をうかがっている子
やる気満々の子
目標を持って臨んでいる子

それぞれの個性が出る時でしたね。

GKの順番や交代の順番は自分たちで決めました。
空いた時間には、自分たちで作戦も練っていたようです。

ずっと1学年上の3年生に可愛がられていた2年生が、
1年生がいることで、上級生らしい振る舞いをするようになっていました。
1年生は、お兄ちゃん達とできることで、自分もやれると自信をつけた子もいました。
3年生は、まだ幼い1年生に声をかけ、やりやすいように
教えていました。
新人の3年生は、自分がやれることを一生懸命に取り組んでいました。
誰かがいるから勝てる、誰かがいるから勝てない
ではなく、みんなで協力してゴールを奪う。
随所に個々の良いプレーがでていました。
見ていてワクワクさせてもらいました。
みんなうまくなったなぁ〜。

さて、そんなみんなのところに、
突如、サンタが現れた!!
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たくさんの景品やお菓子に眼を輝かせる子ども達
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子ども達は、キックターゲットで、
景品を貰えることになりました。
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宣言通りにキックを決めた子から
好きなものを選べます。

子どもが選ぶ時になって、スーッと寄っていく親御さん
「お菓子は買ってあげるから、他のものにしなさい」
いいんですよ、各ご家庭の方針がありますから。
私も、きっと言ってしまいます。
「もっと高そうなの選んでおいで!」と(笑)
または、子どもが持ってきた時に
「なんでもっといいものもらわなかったの?」
などと言ってしまうことありませんか?
いいんですよ、お母さんの気持ちを素直に表現していて。

ただ、その時お子さんはどんな表情をしていましたか?
嬉しそうでしたか?
困っていませんでしたか?
満足気でしたか?
悩んでいませんでしたか?

子どもが、
自分のために、
または兄弟姉妹のことを思って、
はたまたお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんのことを思って、
自分で決めようとしています。

まずは、お子さんが決断したことを認めてあげましょう。
もし、自分と思いが違ったら選んだ理由を聞いてあげてください。
子どもも、子どもなりの思いを持っています。

昔、こんな子がいました。

じゃんけんで優勝した子ども、景品は選びたい放題。
にも関わらず嬉しそうにお菓子パックを持って戻ってきました。

「なんでお菓子なの?他にもっといいものあったじゃん!!」
私は言ってしまいました。

その子は一瞬悲しそうな顔をしました。
そして理由を教えてくれました。
「靴やシャツは僕しか使えないけど、お菓子なら弟や妹と分けられるでしょ!」と。

使うのが難しいもの、サイズが合わないもの、食べられないものなどを
選んでくることもあるかもしれません。
気になった時は、子どもと話をしてみてください。
次、または、その次は、同じことをしないように気をつけるかもしれません。

そうやって、子ども達の心は成長していきます。
ぜひ、子どもの選択に先回りせず、子どもの決断を見守ってみませんか?
子どもの自己決断力を養うことは、
フットサルのプレー中の判断力にも繋がっていきます。
フットサルの技術も向上し、
心も成長するとは
なんて美味しいお話でしょう。

ぜひ、今日から意識してみませんか。

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