トラブルもこころの栄養

しなやかな心をたのしく育む 浜松市のフットサルクラブ Sfida メイコーチです。

先日、お母さんからこんな質問をいただきました。

子ども同士の衝突の際に、
どのように関わっていますか?

というしつもんです。

命に関わることでなければ、
見守っています。

子ども達がどう目の前の困難を
乗り越えるのか。

レッスンをしていると
コーチ、誰々君が〇〇って言ったー
コーチ、誰々君が〇〇したー

という言葉が頻繁に出てくる時期があります。それは、子ども達が成長する上で通る道だと思っています。

レッスンをうまく回していくために、
ここで大人がすべて解決してしまうのは簡単です。

大人がひと言 ダメ と言えば、
子どもの意に関係なく、
謝ったり、謝らせられたり…

しかし、これでは、子どもがなぜ
謝る必要があるのか、
なぜ謝りたくはないのか、
どうしてこんなことになったのか
など、考える力を奪ってしまいます。

コーチ〜〜 と、来た時
「それで?」
「だから?」
「どうしたいの?」
と尋ねるようにしています。

すると、
子どもは一瞬困った顔をします(笑)
怒ってくれると思ったのに…
助けてくれると思ったのに…
その後、とっても真剣に
頭の中フル回転で考え始めます。

そして、お友達のところに行き、
何やら話を始めます。
「ごめんねー」
「もうやめてねー」
「一緒にやろう」
などと聞こえてきます。

まだまだ4.5年しか生きていない子ども達ですが、
生きる力は立派についてきています。
大人がその力を伸ばしてあげることはあっても
摘むことがないようにしたいなと思います。

年度末が近づくにつれて、
コーチ〜〜
の声は減り、
その場で子ども同士で解決をしている姿が
目立つようになりました。
中には、お互いの話を聞きに入る子も出てきました。
そこには子どもなりの小さな社会ができていました。

安全な社会も大事ですが、
安全など保証されるものではないと思っています。
困難にぶつかった時、
どう対応することができるかが、
しなやかなに生きていくために
必要なことだと思っています。

そのための経験をフットサルを通して
たくさん子ども達にしてあげられたら
いいなと思います。

この他にもクラブでは、
どんな風に対応していますか?
こんな時どうしたら良いですか?
などありましたら、お気軽にお話しください。

お子さんのタイプにあった接し方を考えて行きましょう!